2017年 07月 04日 ( 1 )

連れて行かれたおじさんの話 その2

前回の投稿 連れて行かれたおじさんの話 の続きになります。

1月25日の朝にかかってきた謎の電話

行方不明になってから、ほぼ一週間という1月25日の朝。
この日付は特に覚えてはいなかったのですが、おじさんがいなくなってから最初の土曜日で休日の出来事という記憶があったので、
後にカレンダーで確認したら25日でした。

休日だったので、普段より少しのんびり起床して朝食を食べていると、家の電話が鳴ったので母が電話に出ました。
「もしもし、○○○ですけど・・・」  そう電話に出るとしばらく間を置いて・・・
「もしもし? もしもし?」 ちょっと興奮した感じの口調になったので、テレビを観ていた自分は、
電話をしている母の方に視線が行きましたが、母はそのまま受話器を置くと、顔をしかめてこちらを見ています。

「ん?どうした?」 と聞いてみると、

何やら電話の向こうは男の人だったそうなのですが、電話に出るといきなり・・・
「あっちゃん!」 と言い、電話はそのまま切れてしまったという事でした。

間違い電話か?とも思いましたが、自分の名前が「あつし」ですから、どうも単なる間違いとも思えません。

おじさんが行方不明になって見つかっていないのと、
母が言うには、その「あっちゃん!」という言い方が、とても切羽詰ったような感じだったそうで、
母は、おじさんが悪い人にでも捕まっていて、隙をみて助けを求めて電話をしてきたのではないか?と言います。
自分はそんなドラマみたいな話は別としても、何らかの理由でおじさんが電話をしたきたような気はしましたが、
ここは冷静によく考えてみようという事になったのです。

確かに行方不明になっているおじさんは、自分の事を小さい頃から あっちゃん と呼んでくれていましたが、
他に自分の事を ちゃん付けで「あっちゃん」と呼ぶ人は身内に数人いるくらいで、
写真関係やダイビング関係の知り合いが沢山いる自分でも心当たりがなく、
友人や知り合いにはいないし、仮に電話をしてくるにしても携帯の方にしてくるはずです。

大阪に母の妹がおり、その旦那さんのおじさんは自分を あっちゃん と呼びますが、
今まで一度も電話などしてきた事もなく、仮に電話をしてくるとすれば、母の妹の身に何かあった時くらいでしょうし、
電話が切れてしまったという事なら、再度電話をしてきて要件を伝えようとするはずです。
(後日確認してみたところ、大阪のおじさんは電話はしていませんでした)

その他に自分を「あっちゃん」と呼ぶのは、父親の妹の息子にあたる従兄弟二人ですが、
兄貴の方は年賀状くらいしか来ないし、弟の方は車のディーラーで働いていて、会社の車の車検などで世話になっていますが、
会社の電話に電話をしてくることはあっても、家の電話にかけてくる事はありません。

自分は直接電話で声を聞いていないので、その声が行方不明のおじさんの声かどうかの判断はできないのですが、
おじさんは携帯電話は持っておらず、電話をかけてくるとしても公衆電話か、どこかの固定電話しかないと思われますが、
ただ、このおじさんもうちに電話をかけてきた事など一度もなく、
そんな所の電話番号を記憶しているのもおかしいし、メモ帳みたいな物も持ち歩いてもいないでしょうから、
おじさんから電話が来た・・・と考えるのも、かなり無理のある推測でした。

また電話がかかってくるのではないか?というのもあったので、しばらく待ってみましたが、
その後、電話がかかって来るという事もなく、あの電話が何だったのかわかりませんでした。
ただ、おじさんから電話という可能性も否定できないという事で、
何処かで生きているという期待というか、望みがあるという感覚になったのは確かです。


おじさんの目撃情報


電話の事は千葉に住む身内に母が伝えたようですが、もちろんいくら考えても結論など出るわけもなく、
おじさんが見つかったというような情報もないままでした。

千葉の地元の方では、おじさんを見たという目撃情報があったそうで、
千葉のおばさんから母が聞いた話によると、
タクシーの運転手さんが夜、おじさんが(おじさんの)家の近くを歩いていたのを見たそうです。

行方不明になってから10日くらいは経っていたと思うのですが、
どうもその話は自分には解せないところがあって、警察や地元の人が散々捜索したというのであれば、
そんな家の近くをウロウロしている年寄りを見つけられないわけもないし、
一年でも一番寒いであろう時期に、そんな長い間どこに寝泊まりしているのだろう?という疑問も沸きます。

通帳と印鑑を持っていなくなった・・・とかなら、資金もあってどうにでもなるでしょうが、
通帳やカードみたいな物も持っていないのは確認されているという事だったので、お金はほとんど持っていないでしょう。
そのタクシーの運転手さんが見た・・・という話は、自分は間違いかガセの可能性が高いと考えるしかありませんでした。

時間だけが過ぎてゆくが・・・


おじさんの行方がわからなくなって数日が過ぎ、1月が終わり2月になり・・・と時間だけは過ぎていきましたが、
その後は何の情報もなく、当初毎日のように千葉に電話をしていた母も、
何か進展があれば向こうから連絡があるだろうという事で、こちらから電話をする事も少なくなっていきました。

自分も仕事をしながらの日常を送っていると、おじさんの事はたまにポツンと思い出すような感じになり、
たまに思い出して「おじさんは何処に行ったんだろうな・・・」と言うと、
それを聞いて母も思い出し 「そうねぇ」 と言い、
当初、ああじゃないか?こうじゃないか?と憶測を言い合ったような感じもなくなり、
カレンダーが3月になっても、おじさんの事は全くわからないまま月日が流れていきました。


おじさん見つかる! 3月27日


この日付も具体的に記憶がなく、何となく春先だったなぁとは覚えていたのですが、
このおじさんの最初の投稿をした次の日、
両親に「なぁ、千葉のおじさんが見つかった日がいつだか覚えてるか?」と聞いたところ、
母は「さぁ具体的な日付と言われるとちょっと・・・・」という返答だったのですが、
父が「ちょっと待ってろ」と言うと、ノートを取り出してペラペラとめくり、
「ああ・・・3月27日だ」 というのでわかった次第です。 親父グッジョブ!です。

その3月27日の夜。
千葉の従兄弟、長男Kから電話があり、おじさんがみつかったという事で警察から電話があったそうです。

長くなりそうなので続きは その3で!



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by momoken805947 | 2017-07-04 00:00 | 不思議な話 怖い話 | Comments(0)